徳島で働き始めました。


by lulucchi

ヴォルティスのこと(2005)

いよいよ開幕ですね。今日は予定が潰れてしまったんだけど、家で新しいことに取り組むパワーもなく・・・。
せっかくなので、今年から応援しようとする人(いるのかな?)に、昔のことなどを書いてみようかと。

2005年3月、徳島ヴォルティスは敵地仙台で初のJリーグ戦開幕を迎えた。前年のJFLを優勝で飾り、そこに秋葉・大森・伊藤・羽地・高橋・小峯ら多くの期待・ベテラン選手を加えてきた徳島は、中盤での優位性と片岡、大場からのサイド攻撃を武器とするチームとしてある程度の潜在評価はあったものの、その実力は未知数であった。毎年のように新規組が軒を並べるようになる現在とは異なり、当時は昇格するチームがどの程度の実力を持っているのか推し量る尺度がほぼなかった頃であった。
2005開幕戦
[FW] 大島
[FW] 林(現徳島ジュニアコーチ)
[OMF] 伊藤(現大宮U15コーチ)
[RMF] 大場(引退)
[DMF] 鎌田(引退)
[DMF] 秋葉(SC相模原)
[LMF] 片岡
[RDF] 谷奥(佐川滋賀)
[CDF] 石川(元徳島)
[LDF] 小峯(元岐阜)
[GK] 山口(元B加古川)
[system] 3-4-1-2
by :TextFormations :M :R


上記は開幕節のスターティングメンバー。相手は下馬評の高いベガルタであったが、これを3対0で下すこれ以上ないスタートをきることができた。中でも秋葉を中心とする中盤でのポゼッション力、片岡や伊藤、大場が見せる鋭い攻め上がりなど、このチームは予想以上の実力を発揮するのではないかという期待を抱かせるものであった。

<2005ヴォルティスの特徴と課題>
・ドラマティックな試合展開と固定できないメンバー
2005標準メンバー
[FW] 羽地
[FW] 小林
[RMF] 伊藤
[DMF] 大場
[DMF] 筒井(現横浜FMFAコーチ)
[LMF] 秋葉
[RDF] 片岡
[CDF] 小峯
[CDF] 谷池(ソニー仙台)
[LDF] 大森(引退)
[GK] 高橋(現仙台ジュニアコーチ)
[system] 4-2-2-2
by :TextFormations :M :R


2005徳島の特徴は終盤での勝負強さにあった。総得点60点のうちおよそ3分の1に当る19点が残り15分でのもの(ロスタイム含む)
終盤で2点を取り返し追いついた鳥栖戦、その後も山形・甲府・札幌・福岡とことごとくホームで引き分けに持ち込む勝負への執念を「ヴォルティス劇場」と呼んだり「早く勝利したいね」とぼやいたりしたものであった。事実、ホーム初勝利は相手に退場者の出た6月の横浜FC戦までもつれ込むことになる。
この背景には多くの試合でスーパーサブとして出場しながら羽地(12点)に次ぐ11点を奪った小林の活躍にもよるところが多い。

一方でエースの羽地と組むFWはなかなか固定できなかった。大塚FC時代のエースは初戦で大きな怪我を負い、大島(5点)は相手の厳しいマークに苦しみ、小山、途中加入の石田も最後まで定位置をつかむことはできなかった。終盤は羽地・小林に途中出場で石田が入るといった形がよく見られることとなった。
その部分を補って余りあったのが2列目からの飛び出しに長けた伊藤である。ベテランゆえ常にフル出場というわけには行かなかったが、40試合に出場、神出鬼没の動きでゴール前に飛び出し、チーム3番目の9得点を奪った。このポジションには田中(現Mioびわこ)が若手のライバルとしていたが、脅かすまでには至らなかった。

最も固定できなかったポジションといえばGKであろう。開幕メンバーの山口(5試合)が草津戦で負傷しシーズンを棒に振り(前年川北(現愛媛FC)も草津戦で負傷した(2005出場なし)ため草津への印象は最悪であった)、高橋(23試合出場)も2度の負傷、ルーキーの古田もスクランブルで出場(11試合)などとにかくキーパーを固定できなかった。そのせいもあってか失点数は76とリーグワースト2位と安定感を欠くことになった。最終的に5人のGKを登録しながら甲府から島津(7試合出場)、高知大から指定選手で内海(元讃岐)を獲得し何とか第2キーパーを用意する状況であった。負傷などにより正キーパーを固定できない問題は、この後もヴォルティスの抱える問題となる。

DF面でも、様々な問題からレギュラーを固定できない局面が続いた。レギュラークラスのメンバーでさえ大森
24試合、小峯23試合、谷奥19試合、挽地19試合、石川14試合と全44試合のうち4~6割程度の出場であり、押し込まれる展開の中負傷が目立ち苦闘した。しかしながら、満身創痍の中でもキャプテンの谷池は40試合に出場、ラインを決死で守りつつ調子のいいときには押し上げることにも成功した。一年目の好順位は彼のキャプテンシーが為しえたこともその一因であるといえるのではないか。また、経験豊かなDF陣により相手エースを沈黙させることには数多く成功したものの、一方で180cmを超える選手が石川(181cm)だけという構造もあって大型選手のポストプレーには苦しめられた。このことが、来シーズンのDFの大型化につながっていく。

続きます。それにしてもエキサイトって、HTMLの貼付けがほとんどできないのね・・・(TT)
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by lulucchi | 2009-03-04 21:47 | ヴォルティス