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徳島で働き始めました。


by lulucchi

聞いた以上に男気あふれていたコットブス。

新潟戦、試合を見ることはできなかったけれどもスタメンにびっくり。
それでも、内容はよかったようなので・・・やっぱりモチベーションだよ。選手の実力も大事だけど、どう戦うのか、その意識付けが戦力を生かすことにもなるし殺すことにもなる。

代わりに見ていたのがドイツ・ブンデスリーガのブレーメンvsコットブス戦。いや、面白かった。自分が東独チームファンということを抜きにしても。ぶっちゃけ翌日のバイエルンvsシャルケよりも面白いくらい。

そしてコットブスは、話に聞いていたよりもより男気あふれるチームだった。超かっこいい。
1.実力に差があろうが決して球際で競り負けない。
 戦力差でいえば大分差のある試合。しかもホーム。前節は大勝している。試合前の興味は、クローゼ・ヂエゴらを要するブレーメンがどのようにしてコットブスを粉砕するかにかかっていた。が、試合開始からその予想は外れることになる。コットブスの早く、そして激しいチャージがブレーメンに襲い掛かる。とにかく中盤でゲームが止められるので、ブレーメンがFKからリスタートするときには10人の守備網が出来上がっているという算段だ。結果的にブレーメンは、いつもの流れるようなプレーができず、決定的なシーンが作れない。まぁ、開始30分で4枚黄紙をもらうのはどうかと思うが、それはそれだけブレーメンの攻めが優秀ということだろう。

2.キャプテンはチャンスと見るや突撃し気迫あふれるプレーで勝負に出る
 コットブスのコーナーキック。キャプテンのマッケンナ(カナダ代表)は189cmの長身を生かしてゴール前に勇躍突っ込む。惜しくもヘディングは外れたが、マイクが音声を拾うくらい激しく気迫を表に出していた。こういう選手がいたら、そりゃDFも体張るよな・・・。

3.シュート決めれば喜びをゴール裏サポとわかちあう。
 後半開始早々カウンターから強面1トップのキオヨ(カメルーン)が抜け出し、DF3人引き連れつつスーパーなゴールを決める。ゴール外から変化しネットに突き刺さるすごいゴールだった。そしてそのままゴール裏に。少ないながらも熱烈なサポと喜びを分かち合う。そういえば試合が進むにつれて上半身裸のサポが増えていったのはいやはや・・・。もっとも、これがアウェーの首位相手のゴールだったからかもしれんが。

4.ピプリカのこと。
 コットブスGKはボスニア代表ピプリカ。37歳とベテランだが、マッケンナと並んでここまで全時間出場を果たしている。ブンデスでは182cmとGKとしては小柄(これで小柄なのが恐ろしいなぁ)だが当ればビッグセーブを連発する・・・って、どこかで見たことあるようなプロフィールだ・・。

5.表面上は冷静でも実は熱かったザンダー監督。
 チームを率いるザンダー監督は東独出身、ユース監督上がり。冷静な指揮ぶりでチームを鼓舞する。専制には小さくガッツポーズ、落ち着きを見せる。それでも終盤のレフェリング(PKでは・・?というもの)に対しては熱く抗議。結果、退席処分となってしまう。それでも観客席から戦況を見守っていた。

6.試合後は。
 先制され焦るブレーメンはアルメイダ・クラスニッチと攻撃的選手を次々投入。FW4人もいるじゃないか・・・。必死の攻勢でクラスニッチの同点ゴールを生み出し、同点とする。それでもコットブスは崩れない。途中投入されたシャオ・ジアイ、バウムガルトも自分の仕事を着々とこなす。そして最後まで運動量は落ちない。そのまま90分の笛。コットブスにとっては価値あるアウェーでの勝ち点1、そして試合後はゴール裏サポとハイタッチで喜びを分かち合っていた。いい光景だ。ええなぁ・・。

次節は高原フランクフルトとのアジア代表選手ダービー(今勝手に命名)。「Stadion der Freundschaft(友情のスタジアム)」というこれも男気あふれる名のホームスタジアムでの好試合を期待したい。

(おまけ)Youtubeで見つけた応援映像。後ろで振ってる旗はこれだとわからんけどチームカラーの赤白を使った蠍マーク。骸骨よりカッコイイすよ。
by lulucchi | 2006-11-07 01:42 | サッカー