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by lulucchi

生き残る意志(ブンデス30節・ハンブルガーvsロストック)

前述のハンブルガーvsロストックの試合を見た。ハンブルガーにとっては、UEFAカップに出場する為にも落とせない試合。そしてロストックにとっても、ブンデスリーガ残留のためには勝たなければならない試合。6位と17位の順位差はそのままチームの実力の差を示しているが、それが即結果に結びつくとは限らない。ロストックは前節三位のシュツットガルトをも破っているのだから。

実力下位のチームが上位のチームにアウェーで挑む場合、戦略は2つある。一般的なのはゴール前の守備を固め失点を防ぎ、終盤相手のあわよくば幸運の勝利を狙う。だが、ロストックはもう一方を・・・つまり、撃ち合いを選んだ。ハンブルガーのムペンザ(ベルギー代表)ハシェミアン(イラン代表)高原を止めきれない脆弱な守備陣という理由もあるが、前を向くことがむしろ功を奏することもある。
そして前半、ロストックは攻めつづけた。30分にはリトマネンの技ありのパスからゴール前でチャンスを、42分にはアルペックの鮮やかなヒールシュート。モールやリドが体をはって止めに行く。前半終了間際、激しいチャージをくぐり抜けて撃たれたムペンザのシュートもショーバーがなんとかはじいて無失点に抑える。前半は0-0に抑えた。
が、後半4分にハシェミアンのクロスをムペンザに決められると、それまで互角のマッチアップをしていたロストックの足が止まっていく。微妙な判定に不服を述べ、それも含めた感じでカードをもらいセットプレーから失点・・・。高原にも決められ、試合は終了した。あのときまでに先制が出来ていれば・・。あるいは、その直後のカウンターが決まっていれば・・。でも、もう結果は覆らない。

サッカーを見ていると、1つのプレーをきっかけに張り詰めていた全てが崩れてしまうことがある。崩れてしまったプランの前に、人は無力になってしまう。この試合ではその瞬間を見てしまった。願わくは、崩れていった意志が、この試合だけのものでありますように。この最悪のシーズンを何としても生き残るという意志は、まだ崩れていないように。
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by lulucchi | 2005-04-30 09:25 | サッカー