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徳島で働き始めました。


by lulucchi

ライバルを知れ(水戸ホーリーホック篇)

今週末、ヴォルティスはアウェイ笠松にて水戸ホーリーホックとの一戦を迎える。ここから数試合、水戸・鳥栖・草津との連戦はヴォルティスの実力を測る上でも重要な戦いになるであろう。

水戸のサッカーはシンプルだ。3年目を迎えた前田監督のもと、守備を固めてFWに繋いで得点する。ただ、昨年は33得点と点を取ることができず、惜敗することが多かった。チーム得点王は現ヴォルティスの小林で9得点、現仙台の磯崎で4得点。今年の選手では元大塚の磯山が3得点となる。昨年10位の得点力からして、この分野の補強は急務なのだが、どうしてこんなに得点を取る選手を放出するのか・・。
で、今年の当たり補強といわれているのがパラグアイのFWデルリス。2試合で既に3得点と厄介な存在だ。またスタメンDF陣にも吉田、吉瀬、深津と新しいメンバーが名を連ねている・・・・こうして見ると、中身はけっこう代わっている印象だが目指すチーム像が変わったわけではない。
とすれば、去年の水戸のデータから見えてくるものもあるだろう。例えば得失点だ。
昨年の水戸の第2クールまでの得点:失点が17:28であるのに対し、第3クール以降のそれは16:32。一見似たような数字だが内訳は違う。1・2クールでの得点は2点が6試合ある一方で0点の試合も11試合。ところが4-5-1を中心に据えた3・4クールでは2点の試合が1試合、0点の試合も7試合だけに減少。つまり、怖いFWを抑えたか否かが前半戦の全てだったといっていい。そして、3点以上得点を取った試合はJ公式戦ではなかったのだ。
とすれば、とる手段は決まっている。怖いFWは徹底マーク(石川がいいかも)。派手な打ちあいに持ちこんで大量得点を狙うというスタイルだ。サイド・中盤で圧倒し、今節は小林の恩返しゴールによる大量得点を見ることができるだろうか。楽しみだ。

(追記)通りすがりさん、ご指摘感謝。激しく勘違いしてました。ゴメンナサイ。バロンは水戸でなくって甲府ですよね・・・ご指摘にともない、該当部分を変更しました。ありがとうございました。
by lulucchi | 2005-03-15 21:54 | ヴォルティス